交通事故のむち打ち症について

むち打ちとは

むち打ち症とは、読んで字のごとく首が鞭(ムチ)のようにしなり衝撃を与えられることで様々な症状を発生させることをいいます。

特に交通事故など後方より追突されることで、頭が前に振られ、その衝撃で今度は後方へ振られます。頭を支えているのは首になりますのでその衝撃を首が受けてしまい、首に痛みなどの症状が発生されます。

事故直後は症状などはなかったのに数日後に痛みなどの症状がでるのも交通事故外傷であるむち打ちの特徴です。

むち打ちの症状について

• 首や肩周辺の痛み
• 首～手にかけての痺れや痛み
• 顔を下に向ける、上を向く、横を向くなどの際に痛みがでる
• 頭痛がする
• 吐き気、耳鳴りがする
• めまいがする
• 手の握力が低下した
• 肩や肩甲骨の筋肉が張る

もともと肩こりなどがあったのですが、事故後コリがひどいのですがむち打ちの影響ですか？

そうですね。事故によるむち打ちの症状の一つと考えられます。むち打ちで首や肩の筋肉の緊張は代表的な症状のひとつですので事故前よりも事故後に症状が増加している場合はむち打ちの影響と考えられます。

手のしびれはどうしてむち打ちと関係するんですか？

それは、手や指などを動かす神経が首から出ていることが原因となります。首で手の神経が圧迫されることにより手や指に痺れ、握力の低下などの症状が現れます。

むち打ちの症状はどのくらい続きますか？

症状の継続期間に関しては損傷具合などにもよりますので人それぞれです。しかし日常生活が問題なく過ごせるようになるには1か月～1か月半程度の方を多く診ています。また完全に症状が消失するには状態によってさまざまです。

むち打ちの治療方法について

むち打ちの治療方法としては、様々なものがあり筋肉の緊張が強く首の動きを制限している場合はマッサージなどの手技療法と超音波が有効です。

神経痛など手のしびれ、握力の低下などを症状としてあらわれている場合は高周波治療器、低周波治療器、手技療法が有効となります。

もともと肩こりや首痛などがあり事故により首の痛みが増加してしまった場合に関しては首のみでなく胸椎(きょうつい)という胸の可動域が原因となるケースが多いため背中から治療をおこなっていきます。

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