交通事故の被害者の場合、交通事故の前の状態に戻すこと、または交通事故により何かしらの損害を受けたものやことを基本的に損害賠償の対象となります。詳しくご説明します。
車の修理費用、損害賠償について
車の全損の場合の金額算出方法は?
車の全損害の場合、その車の査定額で金額が算出されるのが一般的です。例えば、300万円の車を5年乗っていて中古車屋さんに持っていき売値が50万です。と言われた金額をそのまま保険会社さんが車の賠償費用として支払われます。これは、被害者の方にはなかなか納得がいかないケースが多くあり、担当の保険会社さんにもよりますが、車の修理費用は出せませんがその分治療期間を長くし慰謝料を多く支払いますなどとかなりケースバイケースだと考えられます。
車の修理について
車の修理は費用をまずは車のディーラーさん、もしくはお知り合いの車屋さんで修理の見積もりを取ってもらいその見積書を保険会社さんへ車屋さんが直接郵送し、修理という流れがほとんどになります。修理の場合事故前の原状復帰などは通常対応おこなってくれます。
モノに対する賠償について
モノに対する損害賠償は様々な物が適応になります。
基本的には交通事故により損傷または損害を受けた物を賠償するのが損害賠償なので、腕時計が壊れた、洋服が破れた、メガネが壊れたなどいろいろな物が適応となります。
しかし、それを事故で損害を受けたという明確な証拠を準備する必要があります。それは事故で壊れたんですか?聞かれ証明出来ずなくなく示談しているケースも多いです。
そのため、事故直後にご自身の体の状態に余裕があれば壊れた物や傷ついたものなどは携帯の写真などで納めておく方が良いと思います。
仕事に対する損害賠償について
仕事に関しての損害賠償は様々なケースによります。
一般的には休業補償という補償にかんしては医師の診断書に基づき何日程度就業が不可能なのかによってその分の補償はでます。
例えば、土木関係の仕事を個人事業主としておこなっていた、自分が交通事故の被害に遭い契約していた現場が契約破棄になってしまった・・・その場合は契約していた現場で得られる予定の利益分は補償されるケースもあります。
まずは医師の診断書、休業損害証明書を作成してもらい、その期間やケガの程度に基づき相手方保険会社と交渉することが必要になります。
損害賠償と過失割合について
過失割合は警察の方が状況を整理し、保険会社が確定します。内容については過去の判例などをベースに決めることが基本です。
通常停車している場合:例えば信号待ちなどで後方または前方より衝突された場合は相手方の過失が100%となりますので被害者は0%の過失になります。
しかしどちらとも動いている場合は必ず被害者であったとしても過失が生じます。
例えば、青信号で走行中に赤信号で侵入し交差点で衝突した。この場合は赤信号での侵入した側が加害者ですが70%の過失割合、残りの30%は被害者の過失ということになります。
その場合慰謝料の金額にも変動が生じます。
慰謝料の合計額が100万円の場合、被害者に過失が30%あるため30万円分減額されます。このように過失割合によって損害賠償の金額にも変動がしょうじます。過失割合について納得がいかない場合は早い段階で弁護士さんに相談しましょう。
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